【計算と実際は違う】本当の総消費カロリーの計算方法とは

今回は「総消費カロリー」の計算方法について
私なりのやり方を紹介したいと思います。
 
総消費カロリーは
あなたの普段の生活で自動的に消費されるカロリーのことです。
 
こんな方にオススメ
 痩せたい、太りたいのに思い通りに変化しない
 基礎消費カロリーを計算しても、正しいかわからない

基礎消費カロリーを計算する

基礎消費カロリーとは簡単にいうと
あなたが何もしなくても勝手に消費されるカロリー
のことです。
 
この数値を知ることで
食べる量、運動する量を調整すれば
体重を増やしたり、減らしたりすることができるわけです。
 
体重を増やしたい場合
基礎消費カロリー(摂取カロリー)ー(運動カロリー)
 
体重を減らしたい場合
基礎消費カロリー(摂取カロリー)ー(運動カロリー)
 
この辺はぱっと見
ピンと来ないと思いますので気にしなくてOK。
考え方の手順は、下の
「自分の本当の総消費カロリーを知る」に記載します。
 
 
ではまず一般的な基礎消費カロリーを計算します。
ネットで探せばいくらでもありますが
基本的にはこのような算式です。
 
男性:66+体重×13+身長×5-年齢×7
女性:665+体重×10+身長×2-年齢×4
 
例えば私。
 
66+(67×13)+(172×5)−(32×7)
 
=1573・・・・これが基礎消費カロリー。
 

総消費カロリーを計算する

総消費カロリーは
基礎消費カロリーに
仕事や家事、通勤などの消費カロリーを追加したものです。
 
 
この追加カロリー部分は
普段の生活内容によって異なります。
 
次の中であなたに当てはまるものを見つけてください。
 
1 仕事:車通勤。座り仕事がほとんど。
  家事:ほぼしない。
 
2 仕事:歩行通勤あり。ほぼ座り仕事。
  家事:簡単な家事のみ。
 
3 仕事:軽度な肉体労働や立ち仕事が中心。
  家事:そこそこやる。
 
4 仕事:重度の肉体労働。
  家事:すべてやる。
 
内容はかなり大雑把なので、大体でOKです。
当てはまる項目が見つかったら、数値化します。
 
1 1.3
2 1.5
3 1.7
4 1.9
 
これを基礎消費カロリーにかけます。
私なら3なので
 
1573×1.7=2674
 
これが総消費カロリーです。
 

1ヶ月、自分で実験する

さて、ここからが重要です。
 
この総消費カロリー、全然当てになりません。
自分の経験上、実際よりかなり高めです。
 
というのも
特に「追加カロリー」部分の係数が
かなり荒いんですよね。
 
「軽度な肉体労働」「家事そこそこ」
とか言われても
人によりますよね笑
 
これが1つずれただけでも、0.2も係数に差が出るので
結果が大きく変わります。
 
なのでこの計算式は
あくまで参考値として扱います。
 
 
ここから、以下のことを守ってください。
 
1 アプリを使って毎日きっちり食事カロリーを計算する
2 運動するかしないかを決める
3 運動する場合は、毎回強度を一定にする
4 1ヶ月継続する
 
1 まず、毎日の食事による摂取カロリーをきちんと記録します。
以前紹介しました「My Fitness Pal」というアプリがオススメです。
 
三食、おやつ、サプリのみでOKです。
水やお茶、調味料などは細かすぎるので計測しなくて良いです。
 
2 次に、運動するかしないかを決めます。
これは、運動カロリーの計算が難しいので、できれば「しない」を選択してほしいのですが
「したい」方もおられると思いますので
選択肢形式にしました。
 
3 運動したい場合は
1日にやる運動量をできる限り一定にしてください。
先ほど述べたとおり、運動量はなかなか計測しにくいですので
「一回運動したら消費カロリーは300キロカロリー」と
決めてしまうためです。
これが実際にあっているかどうかではなく
いかに一定のものとしてしまうかが重要です。
 
4 そして、1ヶ月継続してください。
実験結果の確実性を実証するためにも
1ヶ月は必要です。
計測ミスや体調変化、運動量の変化などのイレギュラーは
絶対に発生しますので。
 
 

自分の本当の総消費カロリーを知る

ここまできましたら
あとは実証です。
 
では体重を減らしたい場合の行動方法です。
 
1 単純に計算した総消費カロリーを書きます。
 
2674
 
2 次に、運動するかどうかを決めます。
 
する
 
3 運動量とその消費カロリーを決めます。
 
運動量:1日1時間の筋トレ
消費カロリー:300キロカロリー(ネットで調べる程度でOK)
 
4 総消費カロリーから運動カロリーを引きます。
 
2674ー300=2374
 
5 食事カロリーを決めます。
 
「4」の数字よりも少なくすれば痩せる理屈です。
ここでは2000とします。
 
6 「4」から食事カロリーを引きます。
 
2674ー2000=674
これが、1日で最終的に消費されるカロリーです。
 
7 7000÷「6」をします。
 
7000÷674=10.3
7000は、1kg痩せるのに必要な消費カロリーのことです。
つまり、1kg痩せるのに10.3日かかるってことです。
 
8 10日目に体重が何kgになっているか測ります。
 
ここで計算通り1kg痩せていたら
計算式はぴったりだったということになります。
もし痩せてなかった場合は
「計算した総消費カロリーは実際、もっと低い」。
つまり思ったよりカロリーを消費できていなかったということ。
 
もし痩せすぎていた場合は
「計算した総消費カロリーは実際、もっと高い」。
つまり思ったよりカロリーを消費してしまっていたということ。
 
こうなるわけです。
 
9 ズレていた場合、食事カロリーを調整します。
 
思ったより痩せていなかったとします。
その場合、総消費カロリーの計算が実際より高かったか
食事カロリーをもっと低くすべきだったかの
どちらかということですが
ここでは必ず「食事カロリー」を調整してください。
総消費カロリーはもともと曖昧なので、調整する意味がないからです。
 
食事カロリーを1500にしてみます。
思い切って500くらい減らしてください。
 
10 1kg減るまでの日数を確認する
今度は、1kg減るまでに何日かかったか数えます。
 
仮に8日かかったとしましょう。
 
11 総消費カロリーを逆算する
 
1kg減るのに8日かかったとすれば
7000÷8=875キロカロリーを1日で消費していた、
つまり総消費カロリーより毎日875キロカロリー少ない生活を送っていた
ということことがわかります。
総消費カロリーを逆算すると
 
総消費カロリー=食事カロリー+875ー運動カロリー
       =1500+875ー300
       =2075
 
これがあなたの本来の総消費カロリーということになります。
 

自分の痩せたい、太りたいペースを考える

2075という正式な総消費カロリーを出すのに
1ヶ月かかる理由がわかったと思います。
 
このような実験を2〜3回繰り返すことで
実際的な数字が出ます。
 
そして、この数字を知ることで
食事の量と、運動量、運動頻度を決め
自分の好きなペースで体重を変化させることができるわけです。
 
 
 
以上、総消費カロリーの計算方法をご紹介してみました。
 
あなたの健康管理にお役に立てれば幸いです。
 
それでは。
 
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