先日投稿しました「セーフティネット4号」「5号」に続いて投稿する予定でしたが忘れておりました笑
前回投稿した無利子融資についてもぜひ参考ください。
「4号」「5号」はこちら。
それでは行ってみましょう。
制度の内容・条件
基本的な内容はどこも同じですが、市区町村等によって条件や必要書類が異なる場合がありますので
必ず事業所の管轄役所のHPを確認するようにしてください。
内容
目的:リーマンや大震災時のような突発的な事象により経済が変動し、国として支援が必要だと判断されたときに発動する制度
保証割合:信用保証協会100%保証・負担金なし
条件①資金繰りに問題が起きていること
条件②「目的」にあるような影響を受けた結果、直近月1ヶ月の売上が、昨年同月と比べて15%以上減少している。かつ、今後2ヶ月間(当月・翌月)と直近月(前月)を合わせた3ヶ月の売上が、昨年同月3ヶ月と比べて15%以上減少していること
これだけです。
条件②が分かりにくいので例で説明します。
2020年5月に申し込みをしたいとします。その場合、
2020年4月の売上が、2019年4月の売上より15%少ないこと。
2020年4月+5月(予想)+6月(予想)の売上が、2019年4月(実績)+5月(実績)+6月(実績)より15%少ないこと
両方を満たすことが条件です。
これを、次の必要書類を使って、数字で説明することになります。
必要書類
認定申請書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1部(役場によって2部だったりします)
売上高推移表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1部
直近1ヶ月の売上がわかるもの・・・・・・・・・・・・台帳や決算書、試算表など
前年同月比の売上がわかるもの・・・・・・・・・・・・台帳や決算書、試算表など
管轄市区町村で事業をしていることがわかるもの・・・・商業登記簿謄本や決算書など
委任状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・本人以外が申請を出す場合(金融機関など)
売上高推移表は、役場によって形式がかなり違ったりします。
また、数字の拾い方なども違う場合があるので、役場の担当課に連絡して認識を一致させておくことが重要です。
売上のわかるものは必須です。時間もかかることが多いので、決算書や、過去にもらったことのある試算表などがないかまずは確認しましょう。
危機関連保証は、金融機関にとっては信用保証協会の保証100%かつ負担金が無く、コストのかからない安全な融資です。
さらに、売上の減少率も15%で業種指定もありませんので、セーフティネット4号よりも条件が緩く
利用頻度は5号認定に次いで高いと思われます。
しっかり理解し、事業者さんに説明して支援していきましょう。
それでは。